子供の成長を見守ってくれた、五月人形とのお別れ〜お別れ方法を選ぶまで〜

おはようございます。アラフィフブロガーのエストです。

皆さんのおうちには節句人形、五月人形やひな飾りはありますか?

節句人形達とのお別れはどのように考えていますか?

今回、私は、息子が昨年成人したのを機に、五月人形とお別れしようと考えました。

しかしお別れってどういうふうにするのかわかりませんでした。状態もまだいいし、誰かにあげたらいいのか、処分という形を取るのがいいのか、わかりませんでした。

確か、節句人形だけではないと思ったのですが、人形には魂が籠る、宿るって言われていたなあと思い、そのようなものは一体どうしたら良いのか調べることにしました。

今回のブログではこの五月人形とどのようなお別れの仕方があるのか、私はどのようなお別れをしたのかお話していきたいと思います。参考になりましたら嬉しいです。

五月人形とは

五月人形とは5月5日の端午の節句に飾る人形になります。こちらは子供の無事成長を祈るためのものとなっています。

節句自体が季節の変わり目という意味があり、その変わり目には邪気が寄りやすいので季節ごとに飾りとお供物をして厄払いをし無病息災を願う習慣がありました。

五月人形って兜や甲冑をつけたものが多いですよね。

これは一説によると鎌倉から室町時代にはその時期になると鎧や兜を出して飾る習慣があったそうです。

無病息災を願ったり邪気を払うというよりその時期は梅雨で手入れの為に行われていました。

この兜や鎧を飾るという習慣は武士のこの習慣に由来とも言われています。

そのため、兜や鎧などは身を護る大事な道具なので五月人形で身につけている兜や鎧は我が子を守ってほしいという願いが込められています。

五月人形は基本的に人の厄を身代わり、願いを背負うものなので1人ずつ用意をし、子供が無事に成長した時点で役目を終えるものとなっています。

でも、なかなか一人に一つの節句人形は準備できませんよね。

さて、我が息子も去年成人式を迎え、社会人とはなっていませんが、北海道を離れ、自分の夢に向かって一人暮らしをしながら大学に通っています。

そのため、無事に成人を迎えられたこのタイミングで、長らく息子の成長を見守っていた五月人形とのお別れを考えました。

五月人形の扱いとは?

五月人形って子供さんが生まれた時にその子のおじいちゃんおばあちゃんから贈られることが多いと思います。

ということは、その贈った相手の気持ちもこもったものになりますね。

実は私は粗大ゴミを出しに行った先で、ゴミ処理場で捨てられている五月人形や雛人形を目にしたことがあります。

その時なぜかとても複雑な気持ちになったのを覚えています。

小さい頃から、人形には魂が宿る、または籠ると信じている部分があったため、粗末に扱われている節句人形たちをみてそのような気持ちになったと思います。

それならば、うちの五月人形は、状態も良く綺麗だったため、どなたかに引き取ってもらえたらいいのかな?とも考えました。

しかし、上記の通り、本来、その子供の厄を祓い身代わりとなる人形なのでそれもどうかなと考えを改めました。

五月人形とのお別れ方法 メリットとデメリット

調べてみると以下の6つがありました。

  • 自治体のごみ収集に出して処分する
  • リサイクルショップで買い取ってもらう
  • お寺や神社で人形供養をする
  • 知り合いに譲る
  • 保育園や幼稚園などの施設に寄附する
  • 不用品回収業者に依頼する

自治体のごみ収集に出しての処分は皆さんが住んでいる自治体ごとにごみの区分けがあると思うのでその区分けに従って出すことになります。例えばガラスケースに入っていればガラスケースは別に日に出すや装飾品もさまざまな素材が使用されているため分ける必要が出てきます。分別する時間と手間が必要になってきます。

リサイクルショップで買い取ってもらうはこの節句人形たちは縁起物のため引き取るところはほとんどないようです。

縁起物ってやはり新しいものをと考えている方が多いようで在庫になる可能性が高いため買取はよほど国宝級の方の作品じゃなければ引き取らない、受け付けていないことが多いです。

お寺や神社で人形供養をするのは私は1番いいかなと思っていましたが、人形供養をしているところって地域によってはなかったり、遠方に行かなければなかったりします。また供養なので供養するための料金も必要になります。

知り合いに譲るはいい方法かなと思っています。本来は役目を終えてしまう五月人形ですが、本当に必要な人にとってはまた五月人形は新しい役目を始めることができるのかもしれません。

しかし、譲ろうとしている相手が必要としていない場合、押しつけられる形で譲られる場合、相手が迷惑することもあります。こちらはよく相談して相手が本当に必要な場合のみ譲るようにすることが大切です。

保育園や幼稚園に寄附をするは先ほど知り合いに譲ると同じメリットデメリットになると思います。必要としているところであればとてもよい選択になると思います。

不用品業者に回収してもらうは五月人形や雛人形等の節句人形を回収してくれるか、どのように処分してくれるのか確認した方が良いと思います。

リサイクルショップ等と同じ理由で回収してくれない可能性もあります。

回収をしてくれるのか費用はどれくらいになるのか何件か比較して回収してもらうが必要かなと思っています。

五月人形とのお別れ

私は先ほども記載しましたが人形には魂がこもる、宿るを信じている人間なので供養を選択しました。

残念ながら、私の住んでいる市には人形の供養をしてくれるところがありませんでした。

そのため、札幌市にある人形供養受付のところに連絡をして持っていくことにしました。

私が持っていた五月人形はガラスのケースに入っており、さらに段ボールの箱に入っていました。

供養受付の方に五月人形は分別したほうがいいか確認したところ、特に分別の必要はないとのことでそのままの状態で引き取ってくれました。

節句人形の供養はいくつか集まってから行うそうで、当日に供養は行われないことを説明されました。

受付の際に供養が終わったら連絡のハガキを送りますか?と聞かれたのでお願いをしました。

私はいつ供養になるのか分からないのであれば、ぜひ送って欲しいとお願いしました。

さて気になる料金ですが、供養のための料金は9680円になりました。

料金を払い、五月人形を預けた後はなんだかほっとしたような悲しいような不思議な気持ちになりましたよ。

ありがとう、息子は大きな怪我も病気もすることなく成人を迎えられたよ。とお礼の言葉を何回か呟きながら帰路につきました。

その後は息子にも供養をしたことを報告しました。

でも当の本人は当日は返信がなく、後日、供養の件をもう一度伝えると、『ありがと。良かったんじゃない?』と言っていました。

本人は、自分の厄を受けてもらって守ってもらっていたって自覚はないんですよね。

無事に供養されました

窓口に持って行ったのが1月16日だったのですがその後連絡がなかったので少し心配になりましたが、2月に入ってからハガキが届きました。

そのハガキにはお祓いと魂抜きも行われたと記載されていました。

あの五月人形はお役目を終えて旅立てたのでしょうかね。

本当にありがとう、お疲れ様でした。

最後に

今回は節句人形ってお役目を終えたらどうしたらいいの?お別れに仕方ってあるのと思った方の参考になったらいいかなと思っています。

節句人形は飾りなだけではなく、いろいろな人たちに思いがつまった縁起物になります。まもなく雛まつり、その後は端午の節句と行事が続きます。

節句人形達とはいずれお別れすることになると思います。

まだまだ先の方もいるとは思いますが、その時期がきたらどうお別れするのか少しだけ考えてもいいかもしれませんね。

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