こんにちは。アラフィフブロガーのエストです。最近、「マイコプラズマ肺炎」という言葉をニュースやSNSで目にすることが増えたと思いませんか?
実は最近、私も子供も「マイコプラズマ肺炎」にかかりました。
「なんだか咳が続いている気がする…」「私も最近はずっと咳が出ているけど、仕事もあるし病院に行くのは後回し…」そんなふうに自分や家族の体調を後回しにしてしまうことありませんか?
実は今、子供から大人まで幅広い世代で「マイコプラズマ肺炎」という肺炎が流行しています。
風邪と似たような症状から始まるので気づきにくいのですが、放っておくと長引いたり、周りに映してしまう事も。
忙しい毎日でも、知っているだけで「早めの対策」ができることって意外と多いもの。「聞いたことはあるけどどんな病気かわからない…」という方も多いはず。
今回は、仕事や育児に追われながらも家族の健康を守りたい方のために、マイコプラズマ肺炎の基本情報から、症状・治療法・家庭でできる予防法まで、分かりやすく解説していきますね。
この記事では、
- マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?
- 最近の流行状況や特徴的な症状
- 治療方法と病院での対応
- 家庭でできる予防と対策ポイント
について、初心者の方にも読みやすい言葉でまとめました。
「風邪がなかなか治らない」「子どもが咳をずっとしている」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、「マイコプラズマ・ニューモニエ」という細菌の一種が原因で起こる肺炎です。
ウイルスと細菌の間のような性質を持っていて、一般的な肺炎よりも比較的軽い症状で済むことが多いため、「異型肺炎」とも呼ばれます。
この病気は主に咳を通じて人から人へ感染します。学校や保育園、家庭内など、人が密集する場所では特に広がりやすいのが特徴です。
近年の発生件数は?
マイコプラズマ肺炎は数年おきに大きな流行が見られますが、2023年〜2024年にかけては全国的に患者数が急増しています。
特に子どもを中心に感染が拡大しており、厚生労働省のデータでも、報告数が例年の数倍に達した地域も。※厚生労働省のホームページ 「マイコプラズマ肺炎」の項目の「発生状況、国内発生状況」の中で2024年は2020年から2023年と比較して報告数が増加していると報告があります。
流行の背景には、コロナ禍で一時的に抑えられていた感染症が、マスク生活の緩和とともに再び活発化していることがあると見られています。
主な症状は?
マイコプラズマ肺炎の症状は、風邪とよく似ているため、最初は見分けがつきにくいこともあります。以下が主な症状です。
- 長く続くしつこい咳(乾いた咳)
- 発熱(微熱〜38〜39度程度)
- 喉の痛み
- 頭痛、倦怠感
- 鼻水や鼻づまり(軽度)
中には、熱は下がっても咳だけが2〜3週間続くケースもあり、学校や仕事に支障が出ることもあります。
治療方法は?
ウイルス性の風邪と違い、マイコプラズマ肺炎には抗生物質が有効です。ただし、ペニシリン系の抗生物質は効かないため、「マクロライド系」「テトラサイクリン系」「ニューキノロン系」など、特定の抗生物質を使う必要があります。「マクロライド系」とはエリスロシン、クラリス、クラシッド、ジスロマックなど、「テトラサイクリン系」ではミノマイシンなど(ただし、テトラサイクリン系は8歳未満には原則禁忌)「ニューキノロン系」ではクラビットやオゼックスなどの薬剤になります。
ただし最近は、マクロライド系に耐性を持った「マクロライド耐性マイコプラズマ」が増加しているため、症状が改善しない場合は抗生剤の変更が必要となることも。
私の場合は子供が「マクロライド系」のアジスロマイシン錠で治療を開始したのですが、改善が見られなかったので13歳だった事もあり「テトラサイクリン系」のミノサイクリン塩酸塩に変更後は症状が軽減したという経過があります。
症状が重くなければ通院での治療が可能ですが、重症化すると入院になるケースもあるので油断は禁物です。
家庭で気をつけたいこと&予防対策
家庭内感染を防ぐには、以下のようなポイントに気をつけましょう。
①手洗い・うがいをこまめに
咳やくしゃみで飛んだ飛沫から感染します。帰宅後や食事前には必ず手洗いを!
②マスクの着用
感染者がいる場合は、家族全員がマスクをつけることで拡大を防げます。
③十分な休養と栄養
免疫力を高めるには、睡眠とバランスのよい食事が基本です。とくにビタミンCやたんぱく質を意識的に。
④部屋の換気
冬でも1〜2時間ごとに少し窓を開けて空気を入れ替えるだけで、感染リスクを大きく減らせます。
⑤咳が出るときは早めに受診
軽い風邪だと思って放置すると長引く原因に。特に咳が1週間以上続く場合は、病院での検査をおすすめします。
おわりに
マイコプラズマ肺炎は軽く見られがちですが、放っておくと長引いたり、他の人に移したりするリスクがあります。
特に家族に高齢者や小さなお子さんがいる場合は、早めの対処と予防が大切です✨
「ただの風邪かな?」と思ったら、無理をせず一度病院で診てもらうこと。
そして家庭ではバタバタした朝でも、子供と一緒に「手洗いうがいを習慣にする」だけでも立派な感染対策!窓を開けて数分間換気するだけでも意外と効果があるんですよ。「手洗い・うがい・換気」の基本をしっかり守ることで、自分や家族を守ることができますよ!
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