リボ払いって本当に大丈夫?
こんにちは。アラフィフブロガーのエストです。今回は私が数年間陥ってしまった【リボ払い】について、これから社会人になるお子さんがいる方や、実際リボ払いをしてしまっている方の参考になれると嬉しいです。皆さんは、「今回は(カード)を使いすぎちゃった」「支払いが高額になっちゃう」「でもリボ払いなら毎月の支払額が一定だから安心」と思ってリボ払いを使っていませんか?実は、それが大きな落とし穴になることも…。さらにカード会社から「リボ払いはポイントも尽くし月々の支払いも楽になるからおすすめですよ」というお知らせも頻繁に来るのでは?それでついつい…という方もいるでしょう。今回は、リボ払いの仕組みと危険性、そして賢くお金を管理する方法について、一緒に考えてみましょう。
リボ払いってどんな仕組み?
リボ払い(リボルビング払い)は、クレジットカードの利用額に関係なく、毎月の支払いを一定額にできる仕組みです。月々の支払いが少額になるので「支払い管理が楽」と思いがちですが、実は高額な利息が発生しやすく、返済が長引くリスクがあるんです。私もこの「月々の支払いが定額で少額になる!」というところの引っかかってしまいました。その返済が今後どういうことになるのかわかっていないままにです。本当に「便利」「少額」という言葉だけに反応してしっかり勉強しないまま利用してしまった自分を叱りたいですね。
ついリボ払いを選んでしまう人の特徴
リボ払いを使ってしまう人には、こんな共通点があります。
- 毎月の支出がギリギリ:生活費に余裕がなく、一括払いが厳しい。
- 買い物の管理が苦手:つい衝動買いをしてしまう。
- リボ払いの仕組みをよく知らない:月々の支払いが一定だから安心だと思い込み、利息の負担に気づいていない。
- 「今月は大丈夫」と考えてしまう:少額だから問題ないと思い、つい使いすぎる。
でも、この「ちょっとくらい大丈夫」が積み重なると、大きな負担になってしまいます。実際、この特徴にその当時の私はぴったりでしたね。
もし10万円をリボ払いにしたら…?
たとえば、年利15%のリボ払いで10万円を借り、毎月5,000円ずつ返済するとどうなるでしょう?
返済月数 | 毎月の支払額 | 支払い総額 | 支払い利息 |
---|---|---|---|
23ヶ月 | 5,000円 | 117,000円 | 17,000円 |
結果は… 支払い完了まで約2年(23ヶ月) かかり、その間に支払う利息は 約17,000円。つまり、10万円の買い物が 11万7,000円 に膨れ上がるんです!
しかも、リボ払いの残高が増えると、支払っても支払っても元金が減らず、最悪の場合「永遠に返済が終わらない」状態になってしまうことも…。怖いですよね?
さらにリボ払いを繰り返すとどうなる?
ここでさらに「またリボ払いすれば大丈夫」と思ってしまうと、どうなるでしょうか?
例えば、10万円のリボ払いを完済する前に、追加で5万円を使ってしまうと、その時点で支払い総額は 15万円+利息 に膨らみます。もし、このサイクルを繰り返してしまうと…
借入額 | 月々の支払額 | 支払い期間 | 支払い総額(利息含む) |
---|---|---|---|
10万円 | 5,000円 | 約2年 | 117,000円 |
15万円 | 5,000円 | 約4年 | 175,000円 |
20万円 | 5,000円 | 約6年 | 235,000円 |
このように、借入額が増えるほど支払い期間が長くなり、利息だけで何万円も支払うことになります。最悪の場合、元金がなかなか減らず、リボ払い地獄から抜け出せなくなるのです。
リボ払いの最大の落とし穴
さらに恐ろしいのは、リボ払いは残った金額に対して利息がかかる という点ですこのことを知らない人たちが多いと思います。定額返済のように考えてしまうからです。怖いのは、支払いを続けていても元金が減らない限り、利息がどんどん膨らんでしまうことなんです。
【図解】リボ払いの負担が増える仕組み
初回借入 10万円
───────────────
1ヶ月目 | 利息1,250円 | 元金3,750円 | 残高96,250円
2ヶ月目 | 利息1,203円 | 元金3,797円 | 残高92,453円
3ヶ月目 | 利息1,156円 | 元金3,844円 | 残高88,609円
...
このように、元金がなかなか減らず、利息が次々と発生する ため、支払いを終わらせるのが非常に難しくなるのです。
これは、投資の「複利」とは逆の現象です。投資では利息が資産を増やしますが、リボ払いでは利息が負債を増やす仕組みになっています。毎月少しずつ支払っているつもりでも、実は利息が元金を超えてしまうこともあり、支払いが終わらない悪循環に陥るのです。
「お金を増やすどころか、減らし続けている」— これが、リボ払いの本当の怖さなのです。
リボ払いを避けるために今できること
リボ払いの落とし穴にはまらないために、今からできる対策をチェックしてみましょう!
- リボ払いを選ばない:カードの支払い設定を「一括払い」に固定する。
- 支出管理をしっかりする:家計簿アプリを使って、毎月の収支を把握する。
- いざという時のために貯金する:少額でも貯金があれば、リボ払いに頼らずに済む。
- カードの利用限度額を下げる:無理なく支払える範囲で設定する。
- リボ払いの仕組みをしっかり理解する:具体的にどれだけ利息がかかるのか計算してみる。
リボ払いは、使い方を間違えると家計を圧迫し、将来の自由を奪ってしまいます。数年前の私はこのリボ払いという仕組みを理解できておらず、その結果、払っても払っても元本がなかなか減らない、なぜなんだろう?と悩み終わりがなかなか見えない支払いを続けていました。でも一念発起し、リボ払いをまとめて安い金利の銀行から支払い、その金利が安くなった分のお金を支払い続け、やっとリボ払い分の支払いを終えました。それでも7年以上もかかっています。支払いをする時には、まずは「お金がないからリボ払いにする」のではなく、「お金を大切に使うためにリボ払いを避ける」選択をしてみませんか?
あなたの未来のために、今日から一緒に賢いお金の管理を始めましょう!
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